帰り道にみゅうわんこが捨てられています。どうしますか?

いつも通り仕事が終わり、帰ってからご飯作る気力もないのでコンビニでご飯を買って帰宅中。
「はー、今日も疲れた。明日は予定の無い休みだしゆっくりしよう。」
とマンションへ入ろうとすると、いつもと違う光景が。
「ん?箱?ダンボール?今日資源の日じゃないしっていうかこの時間にあるのおかしくない?」
ダンボールを覗いてみると男の子が入っていました。
「えっ!?何!?きゅ、救急車?これどうしたらいいの?…でも顔色そんなにおかしくないな…」
と顔を近づけてみると
みゅ「…ん」
「!!!…寝てるのか…よかった…でもなんでこんなとこで…このままほっとくのもな…警察?…いやいや…うーん……とりあえず起こそう…もしもーし、あのー、大丈夫ですかー?」
みゅ「…ん…んぅ…」
「早く帰りたいんだけどな…ねえ!あの!起きて!」
みゅ「ん…うん?」
「あ、起きた」
みゅ「???」
「いや、あの、ここで寝てると危ないと思うんですけど…」
みゅ「…」
「あの、聞いてます?」
みゅ「…おねーさん、」
「あ、しゃべった。はい。」
みゅ「おれかえるとこないんです」
「は?え?ご両親は?」
みゅ「いない」
「お、お友達とかは?」
みゅ「(頭フリフリ)」
「えー」
みゅ「おねーさん、」
「はい?」
みゅ「…おねーさんのおうちどこですか」
「え、あ、ココです」
みゅ「いいですか?」
「へっ!?」
みゅ「おねーさんのおうち」
「いやよくないよくない!よくないです!」
みゅ「…じゃあおれここにいます(シュン)」
「…(嘘でしょこのまま置いておいたら確実に管理人さんに見つかるしそしたらこの子わたしの事言うんじゃ…)あの、警察、は…」
みゅ「ケーサツはだめです」
「…なんで…」
みゅ「今日だけ…なんでもします」
「う…(このままにしとくのはダメだし…)じゃあ今日だけですよ」
みゅ「え!まじっすか!!!」
「!っシー!近所迷惑になるから!」
みゅ「あ、ごめんなさいごめんなさい」
「まあいいや…とりあえず行こう(さようならわたしの大事な休日)」
みゅ「おせわになります。(ペコリ)」
立ち上がる美勇人。
「お、大きいね…」
みゅ「181あります!」
「モデルさんみたい…」
みゅ「…あはは」
これからどうしようか考えながら彼と部屋へと向かいました。
「はい、どうぞ」
みゅ「おじゃまします。」
「とりあえず座っててください」
どうしようとりあえずお風呂入らせて…その間に布団とか用意するでしょ…着替えはあるから…ってなんで見ず知らずの人、しかも男の子家に入れてんだろわたし…疲れてんのかな…。いや、今考えてもダメだ、お風呂。お風呂の準備しよ。
部屋に戻るとお行儀よく待っている男の子。
「あ、あの、待たせてごめんなさい。ご飯、コンビニのだけどよかったら食べる?」
みゅ「え?いいんですか?いただきます!」
「うん、ちょっと待っててね」
みゅ「はい、ありがとうございます」
わたしは昨日の残りで済ませよう。
「はい、お待たせしました。」
みゅ「ありがとうございます」
「…あの、ちょっと聞いてもいい?」
みゅ「はい。」
「とりあえず年と名前、教えてもらいたいんだけど」
みゅ「はい、18歳で…美勇人っていいます」
「みゅ、うと…凄い名前…」
みゅ「よく言われます」
「18歳ってことは…大学生?」
みゅ「うーん、そんな…感じ…」
「なんでここにいたかは教えてもらえない?かな?」
みゅ「…ごめんなさい」
「…ん、うん、じゃあはっきりじゃなくていいから、あとでまた聞かせて」
みゅ「あ、おねーさんは?」
「ん?」
みゅ「お名前」
「あ、⚫︎⚫︎⚫︎です」
みゅ「⚫︎⚫︎⚫︎さん。」
「うん、ご飯終わったらお風呂入ってね」
みゅ「はい。」
お風呂も入ったので寝ることに。あとあとどうしてここにいるかとか色々聞いたけど濁すだけできちんと答えてくれませんでした。
あ、大学生やりながらモデルのお仕事もしてダンスもやってるのは教えてくれました。うん、納得。
数日後。
「ただいまー。」
みゅ「おかえりー!!!」
「っと!だから抱きついてこないの!お座り!」
みゅ「むう(お座り)」
「もう、ビックリするからしないでって言ったでしょ、お手!」
みゅ「(しぶしぶお手をする)…おかえり、なさい?(首かしげる)」
「よろしい。」
みゅ「⚫︎⚫︎⚫︎ちゃん、きょーの晩飯なにっ!?」
「みゅーとの好きなー」
みゅ「おれのすきな???パセリ?」
「じゃないよわたしパセリ食べれない」
みゅ「何でよーおいしいじゃんー」
「やだ、もう二度と食べない」
みゅ「ぶーぶー。で?なに?なに?」
「できるまでのお楽しみー」
みゅ「ちぇー。あ、今日も頭洗ってね!」
「またぁー?」
みゅ「だっておれペットだもーん。ペットの事洗うのは飼い主の仕事でしょー?」
「…はぁ…なんでこんなことになったんだか…」
みゅ「⚫︎⚫︎⚫︎ちゃんだいすきー!(ギュー)」
「暑苦しい!やめろ!!!」
いつの間にか我が家の前に捨てられていた大学生を拾い、ペットとして飼い始める奇妙な毎日が始まりました。
ー続く?ー
はー!終わった!質問読んだらもうこれ君ペじゃん!モモたんじゃん!って事でこんな感じにしてしまったんですが大丈夫でしょうか?
いつか森田さんで君ペやってほしいですね!質問ありがとうございました!